トマトの野菜煮込みといえば、フランス料理の定番でもあるラタトゥイユ。
野菜をオリーブオイルで炒めて、その後トマトで煮込むというシンプルな料理だ。
ちなみにこの料理のカタカナ表記はラタトゥーユだと思っていた。
しかし、ラタトゥイユという表記も同様に使われているようだ。
試しにGoogle で検索してみたが、検索結果を見ると拮抗した数字だった。
フランス語の表記はRatatouille 。
綴りから考えるとラタトゥイユの方が正しい発音に近いようだ。
ラタトゥーユで入ってきたものを、後から訂正しようとしているのかな?
どっちにしても、正しい発音には程遠いからたいした問題ではないのだけれど。
●ラタトゥイユに似たイタリア料理
ラタトゥイユと似たイタリア料理にカポナータという料理がある。
これも野菜のトマト煮込みという点は共通する。
なすがメインなのも共通点といえる。
この料理は、ワインビネガーや砂糖を使い甘酸っぱい味にするのが特徴だ。
だからラタトゥイユとは完全に違う料理だと認識できる。
困るのが南イタリアのチャンボッタという料理。
この料理はラタトゥイユとそっくりなのだ。
レシピを見比べても、その違いがよく分からない程だ。
●ちゃんと区別が出来るのか?
ラタトゥイユとチャンポッタ。
イタリア人やフランス人は、食べ比べて違いがわかるのだろうか?
イタリア人が食べればチャンポッタで、フランス人が食べればラタトゥイユなのだろうか?
あるいは、イタリア人が作ればチャンポッタで、フランス人が作ればラタトゥイユ?
じゃあ、日本人が作った場合はどうなるのだろう?
人生においては全くどうでもいいことなのだが、なぜか気になる。
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