2010年7月31日土曜日

議員定数削減は死刑宣告にも似て…

菅直人さんが、議員定数を削減するように幹事長らに指示したのだそうです。

■菅首相、議員定数削減を年内に与野党合意を目指すと表明-会見
菅直人首相は30日、臨時国会召集を受けて首相官邸で記者会見し、国会議員の定数削減について8月中に民主党内の意見をとりまとめ、12月までに与野党間の合意を図るよう枝野幸男幹事長と輿石東参院議員会長に指示したことを明らかにした。
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/100731/58323.html


でも、これって、そんなに簡単じゃないはずです。

本当にまとめることが出来るのでしょうか?



●少数政党は必死でしょう

議員定数の削減は、総論賛成各論反対の最たる例といって良いでしょう。

皆議員定数を削減した方が良いと思っているのですが、どこから削るという話になると必ずこじれるのです。

一票の格差の問題がありますから、選挙区から削るのは難しいです。

都会の議席は削れないですから、田舎から削ることになります。

これは地方から反発が起きるでしょう。

そうなると、比例区から削ることになります。

ただ、比例区から削る場合は少数政党が納得しないでしょう。

彼らは選挙区では勝てないので、比例区の議席が減ることは自らの存亡に関わるのです。

ということで、参院で過半数割れしている民主党政権では、定数削減は無理だと思います。

自民を抱き込んで強行できれば成立する可能性もありますが、そんな能力は無いでしょうから。

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